キズから出るジュクジュク(滲出液(しんしゅつえき))とは?
  キズを負うと、キズ口からジュクジュクした液体が出ますが、これは滲出液(しんしゅつえき)と呼ばれるものです。この滲出液(しんしゅつえき)(ジュクジュク)は、膿とよく間違われ、キズに悪いものと思われがちですが、実は細胞を増やし・成長させる成分(細胞成長因子)が含まれ、キズが治る時に必要なものです。
  従来は、ガーゼなどを用いて、この滲出液(しんしゅつえき)をキズ口より吸収・除去し、キズ口を乾燥させる治療を中心に行われてきましたが、最近では、この滲出液(しんしゅつえき)の能力をうまく活用するキズの治療法、例えば湿潤療法などが行われるようになってきました。